コンテンツにスキップするには Enter キーを押してください

◎地域とのつながりとその切実感

 『地域活動(への参加)』をテーマとしたコラムは何度か書いていますが、
問題意識を抱いたとしても、次なる行動へすぐにつながる(つなげられる)人は少ないでしょう。
 目の前にある仕事を優先してしまえば、とりあえずの心の安定は得られるから。
地域につながりを作らなければならない切実感も無いから。

 地域につながりを作らなければならない切実感を抱くきっかけは、多くの方にあったはず。
東日本大震災です。
 しかし、多くの人は、どのようにつながりを作っていけば分からないまま、行動せずに今に至っているでしょう。
何でもそうですが、新たな行動は「いきなり」は出来ません(年齢がいけば益々)。助走期間が必要です。
したがって、行動しなかったとしても、今は助走期間にいるのだと、気持ちは持ち続けて方が良いと思います。
気持ちを持ち続けていれば、きっかけは、そのうちやってきます。

 つながりを作ろうと行動したけれど、その行動に継続性が無く、途切れてしまった、
という方もいらっしゃるでしょう。
 一つ目の行動で、うまくいくとは限りません。
むしろ、一つ目でうまく行かないことの方が多いのかもしれません。
とすれば、二度目、三度目の行動をしようと、切り替えれば良いのだと思います。
(さらりと書きましたが、この切り替えも簡単ではないと想像します。)

 気持ちを持ち続けられなかったり、一度の失敗で諦めたりしてしまう可能性は小さくないでしょう。
地域へつながりを持てないという切実感は、日常的なものではないから、簡単に消えてしまいます。
 仕事を離れた後、地域につながりが無いと、自分自身の崩壊につなってしまう、大変なことになる。
そんな切実感へ、自分が追い込まれない限り。

   (2014年4月作成)