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◎受信者多数の場合の情報発信

 受け取る人が多数となるべき情報は、次のジレンマにあります。

  a)伝わったかどうかの確認をした方がいい
  b)伝わったかどうか、確認すると、しつこいと思われがち

a),b)のどちらが良いか?
自己防衛的な気持ちが勝てば、a)となるでしょうし、
伝わらない人がいたら可哀想だ、という親切心が上回れば、b)となるでしょう。

 しかし、そもそも、受け取る人が多数となるべき情報がa),b)のジレンマにある、
という自覚無しに、a)で落ち着いていることは、少なくないかもしれません。

 では、次の理屈はどうでしょうか?

 ウェブやSNSは、受信者が積極的にアクションを起こしているので、
発信した情報は伝わりやすい。
 それと比較すると、メールマガジンは、自動的に受ける分、
見逃される確率は高い。

 理屈としては、きっと間違っていないでしょう。
 しかし(残念ながら)、たとえば、
   感度の高い人にだけ伝われば良いという情報だから
   ウェブやSNSだけに発信しておけば良い
という態度では、
   なんで伝えてくれなかったのか、となじられたり
   (私が期待していたほど)親切ではなかった、と距離を置かれるようになったり、
という事態を招いてしまうようです。 
 が、

   有益(と思われる)情報を発信してあげているのに・・・
  (受信者は)ただで(労力かけずに)良い情報を入手しても感謝も無いのか!

とイチイチ哀しくなっていては、やっていられないのです。

     (2014年5月作成)