コンテンツにスキップするには Enter キーを押してください

◎大学生起業家からの相談

 知り合いの司法書士さんから

   学生起業家から「ビジネスモデル特許」について相談されたが、
   私には手に負えないので、お願いします

という趣旨の連絡がありました。

 さて、こうした「ビジネスモデル特許うんぬん」の連絡は、
「個人発明家」よりは少ないのですが、
それでも、年に何度か、直接または間接的な問い合わせを頂きます。

 間接的な問い合わせの場合、相手がどの程度の予備知識があるのか、
ということが判りかねるので、どこから説明して良いのか窮します。
 また、仲介者(この場合には司法書士さん)が入ると、
上手に伝わるかどうか、という不安も残ります。

 最近の私は、10枚前後のスライドを作成し、
PDFファイルにして、仲介者さんへお送りします。
(直接の問い合わせの場合には、相談者へ直接ですね)

   こうした場合、自由配布はダメですよ、と釘を刺します。
   ケチな考えではなく、スライドは言葉が少ないので、誤解を生じやすい。
   そういう誤解を恐れてのことです。

 なお、こうした資料をお送りしても、その後、何らの連絡も無い、
ということは、少なくありません。
 以前だと、連絡も無いことに対して

   せっかくスライドを創ってあげたのに

と、カリカリしたのですが(少なくない時間がかかりますから)、最近では、

   世の中、そんなもんだよな

と思う(思える)ようになりました。

 直接であれ、間接であれ、
資料を受け取ったことに対する感謝の気持ちも沸かない起業家
と仕事をしたって、ろくなことにならない、と思うようになったからです。
 知人達は、「労働対価のデフレを招く」と批判されていますが(笑)。

    (2014年5月作成)