知り合いの司法書士さんから
学生起業家から「ビジネスモデル特許」について相談されたが、
私には手に負えないので、お願いします
という趣旨の連絡がありました。
さて、こうした「ビジネスモデル特許うんぬん」の連絡は、
「個人発明家」よりは少ないのですが、
それでも、年に何度か、直接または間接的な問い合わせを頂きます。
間接的な問い合わせの場合、相手がどの程度の予備知識があるのか、
ということが判りかねるので、どこから説明して良いのか窮します。
また、仲介者(この場合には司法書士さん)が入ると、
上手に伝わるかどうか、という不安も残ります。
最近の私は、10枚前後のスライドを作成し、
PDFファイルにして、仲介者さんへお送りします。
(直接の問い合わせの場合には、相談者へ直接ですね)
こうした場合、自由配布はダメですよ、と釘を刺します。
ケチな考えではなく、スライドは言葉が少ないので、誤解を生じやすい。
そういう誤解を恐れてのことです。
なお、こうした資料をお送りしても、その後、何らの連絡も無い、
ということは、少なくありません。
以前だと、連絡も無いことに対して
せっかくスライドを創ってあげたのに
と、カリカリしたのですが(少なくない時間がかかりますから)、最近では、
世の中、そんなもんだよな
と思う(思える)ようになりました。
直接であれ、間接であれ、
資料を受け取ったことに対する感謝の気持ちも沸かない起業家
と仕事をしたって、ろくなことにならない、と思うようになったからです。
知人達は、「労働対価のデフレを招く」と批判されていますが(笑)。
(2014年5月作成)