経験豊富な方のスキルを羨ましく思う・・・
今よりもずっと未熟な頃、そういう気持ちに何度もなりました。
しかし、あるとき、以下のことに気付き、
羨ましい
という気持ちは、脇に置いておくように心がけるようになりました。
「羨ましい」と感じている自分は、
小さな努力で、あのスキルが身につかないかなぁ
と心の底で思っているのだ、と気付いたからです。
羨ましいと思った方の、その時のレベルにいつの日か自分が近づけたらいいなぁ
という程度の志だから、そんなレベルの低い思いを抱いているということにも。
経験の数だけを比べたら、羨ましく思ったその人が引退しない限り、追いつけません。
その人も、更なる経験を積み続けるのですから。
とすれば、経験の数を増やせばいい。
しかし、経験数を増やすのは、容易ではありません。
サービス業の場合は特に、物理的な時間が足りないから。
とすれば、・・・ 経験の密度を高めること。それが私の答えです。
具体的には、事前準備と事後反省を大切にすること。
事前準備が充実していれば、現場で気付けることが増えます。
事後反省では、多面的に振り返ったり、新たな切り口などを探したりします。
チームで現場へ出向いた場合、その現場での仕事を終えた直後に、
一杯やりましょう、となることは少なくありません。
現場経験の直後に飲み会は、他のメンバーの関心事や気づきを共有する
最高の機会です。ですから、その飲み会にて気付いたことはとても大切です。
私は、そんな飲み会の帰り道、酔っ払った頭でもメモを残すようにしています。
いつまで経っても追いつけない、という人へ少しでも近づくために。
(2014年6月作成)