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◎知財キャリアプランとマーケティング能力(4/6)

 組織の知財部門に在籍していようが、(→αタイプ)
 特許事務所に在籍していようが、  (→βタイプ)
 特許事務所を経営していようが、  (→γタイプ)
自分のキャリア(プラン)を考え、行動するために必要だと私が考えているのは、
「マーケティング能力」です。
 20年くらい前には「営業力」だと思っていた(当時たどり着いた)のですが、
ここ数年は、「マーケティング能力」だと考えるに至っています。

 では、ここにいうマーケティング(能力)とは何か?

   自分にとって最適なお客様を見つけること

です。 これは、一緒に仕事をさせて頂いたNさんの言葉です。
 マーケティングについて色々な本を読んだのですが、
技術移転の専門家として数多くの成果を出した経験者であるNさんの言葉が、
自分にとって一番しっくりするマーケティングの定義となっています。

 αタイプに「お客様」は無い、と考える方とはかみ合わないと思いますし、
おまえ(私)はαタイプを経験したことが無いだろ、と切り捨てて頂いて結構です。

 βタイプの方が、
  今、接しているお客様は事務所のお客様であって
  自分のお客様ではない
と考えているのであれば、経営者(γタイプ)にとって問題ですね(笑)。
 しかし、それに近いことを考えている(考えるに至っている)人こそ、
「知財業界におけるキャリア」に関心を持つことになっている、とも言えるのでしょう。

 γタイプは、明日の、来月の、来年の仕事をどう確保するのか、
常に考えています。
 で、「仕事」という客体を考えるだけでなく、「お客様」という主体をも考える、
というのが、ここでのマーケティングではないかと・・・
(私は、こんな偉そうなことを書けるような経営者ではないので恐縮です)

   (2014年7月作成)