こわごわ始めてみたのですが、営業課長さんからは、すぐさま
Z社は、今は作っていないBという製品があったのだが、
特許×△号はそれに使われていたのではないか?
といった発言がありました。
そして、発言をしながら課長さんご自身が、
私や知財部から自分がどんなことを知りたいのかを整理し始めたようでした。
私や知財部の方は、過去まで含めた現場の製品について詳しく知らない。
営業の現場の方は、製品のことを知っていても、特許のことを詳しく知らない。
このように書くと、一般論になってしまうのですが、
お互いに「このくらいは知っているだろう」という先入観は持っているモノです。
この仕事の依頼時においては、営業の方々は、
ライバル会社の製品のことも特許のことも、知財部門はよく知っているはずだ
と思い込んでいた様子でした。
そういう誤解が前提になっていたから、漠然とした依頼になってしまったのですね。
(依頼した側である営業部門としては、漠然とした依頼とは思ってもいなかったということ)
お互いの前提を確認し合うことの大切さを改めて感じた出来事でした。
(2014年8月作成)