電子メールでの連絡に頼っていると思わぬ事態になる、
ということは、特許実務でなくても、経験されている方は多いでしょう。
特許実務の場合、「久しぶりの連絡」をしなければならない、
という事情があります。
特許の登録料の納付期限だと、最長3年近くご無沙汰することになります。
商標の登録更新の場合ですと、最長で10年弱、というようになります。
電子メールが届かなくなる理由としては、
A.メールアドレスを変更した
B.会社が無くなった
C.迷惑メールに振り分けられた
などがあります。
A.やB.の場合、変更前のアドレスが廃止されていれば、
未達メールとして戻ってくるので、気付くことができます。
A.でやっかいなのは、昔のアドレスが生きているが、
当人がそのメールボックスを空けて貰えない、という場合ですね。
C.の場合に似ています。
電子メールソフトの機能にて、開封連絡を設定することで、
開封して貰えたかどうかは把握できるのですが、
開封して貰えない場合、A,Cなどの場合を想定して、次の行動をしなければなりません。
先日、Cの事例に遭遇し、冷や汗をかきました。
(2014年9月作成)