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◎被災地への旅・2014晩秋(2/4)

 この日の最後に超えなければならない300メートルほどの峠の前で陽が落ちてしまいました。
その峠にあるトンネルが小さいため、別に作られた自動車専用道路が平行しているため、
対向車も追い抜く車も1台ずつ、という心細い状態で真っ暗な峠道を越えました。

 峠を下りると町中の雰囲気になりましたが、周囲が暗いために地図がよく見えません。
ここはスマートフォンでグーグルマップでしょ、とばかりに取り出したのですが、
普段オフにしている位置情報のスイッチがなぜかオンにならない・・・
寒さを我慢して手袋を外しながらの操作を諦め、周囲を見渡しながら、走り続け、
駅を見付けて小休止。宿は隣駅であることを確認し、暫く走っていたら、
看板が目に入って一安心。
 しかし、駅からすぐ、というのに、周囲には別のホテルしか見えません。
宿の予約の際に、「夕食はお弁当を予約で受けていますが、どうされますか?」
と聞かれたことを思い出しました。
「駅には近いんですよね、では結構です。」というやりとりをしましたが、
なるほど、と納得しました。

 宿に入ってしまったら食事のために出かける気にならないだろう、と考え、
そのまま近くを走ってみたら、復興屋台村を見付け、一安心。
暖かいおでんや特製おにぎりを食べ、隣席のオジサンに露地物トマトを頂いてホテルへ。
 お風呂から出たらすぐに眠くなり、22時半には就寝しました。

   (2014年11月作成)