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◎異なる性格のメンバーによる交渉チーム

 近所の友人Aクンのお母様が亡くなられた、という話を耳にしました。
お母様は遠隔地のご実家近くにて長期入院されており、
地元には簡単に伝わってこない情報でした。

 共通の友人Bクンに連絡を入れて相談し、
Bクンと私が、Aクンの知り合いであろう人たちに声を掛け、
賛同してもらった方から、一人3000円の香典を集めよう、
ということになりました。

 ご実家から戻ってきたAクンに、Bクンと私で会いに行き、
十数人分の香典を渡そうとしたところ、

   喪主である私の父が、兄弟以外の香典を全て断れ
   と言われており、実際に断っている。
   だから受け取れない。

と言われました。
 AクンとBクンの間で押し問答がありました。
そこへ私が間に入り、

   Bクン以下我々のお悔やみの気持ちは伝わったのだから、
   喪主さんの意志を尊重しましょう。
   いったん集めてしまったお金ですが、
   Bクンと私で返しに行くことにするから

と提案しました。Bクンも程なく落ち着き、賛同してくれました。

 この件を通じて感じたのは、

   異なる性格のメンバーによるチーム

というのは機能するなぁ、ということでした。

 本人同士が認めているのですが、AクンとBクンは性格が似ており、
こういう場面ではぶつかりやすい。
 性格が異なる私がいなかったら、結果が変わっていたかもしれません。

 チームで交渉ごとに臨む場合、性格の異なるメンバーにすべき、
とは色々な場面で書かれ、語られていることだとは思いますが、
実感できました。

        (2014年12月作成)