これからどんなことをしたいか、という話題になったときに、
今は△△だから、とりあえず××まで頑張る。
そうしたら△△が終わるから、そうしたらやりたいことに取り組む
という趣旨の発言が誰かから出てきます(自分の心の中でも出てきます)。
しかし、これは「やりたいこと」をいつまでも実現しないパターンにはまり込みます。
なぜなら、△△が片付く頃には、△△’が出現している可能性が高いからです。
△△が片付かなくては取り組めない程度のやりたいことなら、
大してやりたいことではない。
きっと、「やっておいた方が良いだろうなあ」程度のことなのです。
心の底に「これは、自分にとってやらなければならないことなのだ」という義務感を抱えつつ。
やりたいことを後回しにするなんて、やりたいことに対して失礼だ
という趣旨のことをどこかに書いていたのは、ビジネス書作家の中谷彰宏さんでした。
「やりたいこと」を「付き合っている異性」に置き換えたら分かること。
△△があるから今夜はデートできない、という程度の彼女(彼氏)なのかい?
(本気で好きなら、何としてでも今夜のデートに間に合うように△△を片付けるでしょ?)
やりたいこと、を口に出した時点で既にやり始めているようなことこそがやりたいことであって、
やりたいけど今はできない、というようなことは、本気ではないのかもしれない・・・
そんな風に考えて、自分の頭の中をリストラすることは、時々必要ですね。
(2014年12月作成)