どんな仕事を就くのであっても、営業職 を経験しておくべき
とは良く耳にするフレーズです。
ビジネスにおける礼儀作法などを身に付けられるからでしょう。
営業スキルを身に付ければ食いっぱぐれない
とも聞きます。
どう売るかを身に付ければ、何を売るかは無関係、ということですね。
セミリタイアした先輩にお会いした際に、そんな話題になったとき、
その先輩は、
営業は今でもできるけど、(一流営業マンでも)独立開業は難しいんだよ
と仰っていました。
彼個人への信用は厚くても、実際の取引は「法人、組織」とであり、
その壁を越えることは、営業スキルが高くてもどうにもならない、
ということでした。
営業が天職だと思えたら、いくらでも転職は可能だ
しかし、独立するのは困難だ
彼は、独立したものの「営業」ではなく、経営に苦労されたそうです。
得意技を活かせなかったから『苦労」という言葉になったのでしょう。
得意技があったとしても、それを活かせるフィールドの選択を誤ると、
「天職」に辿り着くには回り道となる。
(もちろん、回り道が悪いことではないし、
回り道をした方が自分の性分に合っているということもあるでしょう)
セミリタイアしたとはいえ、彼は昔の仲間に頼られ、
その方の組織の「営業顧問」という肩書きで、またまた活躍されていました。
(2015年2月作成)