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◎鋭い指摘とその後の原因探求

 「いちねんせ~になったら、(中略)ともだち100人できるかな」
と楽しい唱歌(作詞まどみちお))がありますね。
 で、その後に続く歌詞について、

  富士山の上で食べるオニギリは、なぜ101人じゃないのか??

と指摘した知り合いがいました。

 鋭いなぁ、と笑った後に考えました。

 正確には「100人で食べたいな」ではなく「100人と食べたいな」
へ修正すれば、修正文字数が最小限で済む、と考える(のは、特許専門家)。
 いやいや、同一性保持権があるから、修正はできない、と考える(のは著作権専門家)。

 しかし、この年齢になるまで気付けなかった原因は何か?

  a)この唱歌を覚えるのが未就学児であり、算数を習っていないから。
  b)国民的な唱歌に誤りがあるなんて、考えもしない(思考停止)。
  c)「友達100人」のインパクトが大きく、他に目が行かない(ブラインド効果)。

 原因としては、まだまだありそうですけれど、
特許実務家においては、こうした原因探求が実務能力のアップに繋がるはず(笑)。

   (2015年3月作成)