高校生か大学生の頃、以下のような寓話を聞いたことを想い出しました。
途上国で休日にまで働いている日本人を見た現地の庭師がゴロ寝をしながら質問した。
「日本人よ、なぜそんなに働くのか?」
「日本へ戻った時に出世するためさ」
「出世すると、何が良いんだ?」
「給料が上がる」
「給料が上がると、何が良いんだ?」
「休暇を取った時に、遠くまで行ける」
「休暇で遠くまで行って何をするんだ?」
「そうさな、南の島の木陰で昼寝でもするかな」
「へぇ、オレはもうしてるけどな」
働く目的が何なのかということを、私はこの寓話を通じて強く意識してきました。
その頃にはハッキリとした形は見えなかったと思いますが。
(2015年3月作成)