愚痴をこぼす部下を上手に窘(たしな)めるビジネスマンとお話ししていると愉しい。
気付かされたことを列挙してみると、
・叱るという手段は後で使う。
・自分の失敗談を上手に話す。
・部下の性格に合わせた話を、タイミング良く使う。
・自分以外の人から忠告されるように工夫する。
・愚痴の根本原因を探り、マルチに手を打つ
などなど
一つ一つが小さなプロジェクトのようで、
そうしたプロジェクトを、瞬時に組み立てて実行しているようです。
もちろん、部下の指導というのは、仕事の中のほんの一部でしょうから、
多くの瞬間では優先順位の低いことだろうと予想されます。
部下のマネジメント能力が高い方は、
・想像力が豊か
・部下の成長と関わることを楽しむ姿勢がある
ということでしょうか。
私自身を振り返ると、愚痴をこぼしてくる人に対する想像力が足りず、
「人の成長」や「自分自身の成長」を狭く捉えていたような気がしています。
(2015年6月作成)