ライバル会社の特許を見つけた、と電子メールでの相談が舞い込みました。
相談メールを下さった方は、私が担当させていただいた特許出願の発明者でしたが、
その相談メールに 「Cc」をしている方の数が多くて驚きました。
名刺交換をしたことがない方のお名前もいくつもありました。
その相談者本人へ、電話にて回答してしまうのが手っ取り早いと思われる、
込み入った内容の相談だったのですが、メールでの回答を選択しました。
相談者が私の電話説明にて納得したとしても、
「Cc」に入っている関係者への説明を、彼は求められる可能性が高い。
すると、私が口頭で説明した内容を正確に伝えるのは困難かもしれません。
正確に伝えられなければ、誤解が生じて社内が混乱するおそれがある。
また、「Cc」に入っている別の方から、再度の質問や別の質問が来たり、
誤解によって、別の相談事が発生したり、というおそれもある。
以上のように判断したからです。
メールでは、長い長い説明になりました。
分かりやすさを心掛けたので、勢いに任せて書くよりずっと時間も掛かりました。
しかし、
大変、分かりやすかったです。有り難うございました。
と返信をいただき、ホッとしました。
(2015年7月作成)