本年も、大学での講義(期末試験の採点も含めて)を終えました。
今年がどうだったのか、ということは、終わるたびに反省し、
次への改善点(来年も契約して貰えるかどうか定かではないけれど)を列挙したり、
印象に残ったことを書き留めたりしています。
が、今回、ふとしたことで、講義資料を大幅に見直しする機会を得ました。
それは、「経営者向けの知財権セミナー」というものを依頼されたことに
端を発します。
依頼者からは、
大学生向けなどの資料をつなぎ合わせるなどしていただければ・・・
と言われたのですが、思うところあって、ゼロから作り込んでみました。
作り込みの最中に、「大学の講義であんな事例を出したっけな」と思い出すことしばしば。
そのたびに、大学で使った配付資料をパソコンの中で探す。
探し出す最中、または探し出した後でそのスライドの前後を見る作業の最中、
こんなに細かい事柄まで資料へ入れ込んでいたのか
と、何度も気付くことになりました。
(学生さんには、細かいことまで伝えようとすると、かえって混乱する、
という経験を積んだからこそ気づけたことではあるのですが。)
授業を受けてくれた学生のアンケートで、「配布資料」に対する評価が悪かったことがありません。
(ほとんどが「非常に良い」または「良い」でしたから)
それゆえに、ゼロに戻って反省することができなかった・・・
非常によい機会でした。
この反省を踏まえて、学生さん向けの配付資料を進化させたいです。
(2015年9月作成)