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◎配付資料の見直し機会

 本年も、大学での講義(期末試験の採点も含めて)を終えました。
今年がどうだったのか、ということは、終わるたびに反省し、
次への改善点(来年も契約して貰えるかどうか定かではないけれど)を列挙したり、
印象に残ったことを書き留めたりしています。

 が、今回、ふとしたことで、講義資料を大幅に見直しする機会を得ました。
それは、「経営者向けの知財権セミナー」というものを依頼されたことに
端を発します。
 依頼者からは、

   大学生向けなどの資料をつなぎ合わせるなどしていただければ・・・

と言われたのですが、思うところあって、ゼロから作り込んでみました。

 作り込みの最中に、「大学の講義であんな事例を出したっけな」と思い出すことしばしば。
そのたびに、大学で使った配付資料をパソコンの中で探す。
探し出す最中、または探し出した後でそのスライドの前後を見る作業の最中、

   こんなに細かい事柄まで資料へ入れ込んでいたのか

と、何度も気付くことになりました。
 (学生さんには、細かいことまで伝えようとすると、かえって混乱する、
  という経験を積んだからこそ気づけたことではあるのですが。)

 授業を受けてくれた学生のアンケートで、「配布資料」に対する評価が悪かったことがありません。
(ほとんどが「非常に良い」または「良い」でしたから)
それゆえに、ゼロに戻って反省することができなかった・・・

 非常によい機会でした。
この反省を踏まえて、学生さん向けの配付資料を進化させたいです。

   (2015年9月作成)