上司も部下もいない組織を「組織」と呼べるかどうか分かりませんが、
自分の法人や事務所を運営しています。
ある研修を受講し、気付いたことの一つとして、
ああ、自分は一人組織だけど、トップであり責任者だったのだ
ということでした(普段は意識もしていなかった、ということですね)。
いつの間にか「慣れてしまった」ことではありましたが、
雇われていた組織を飛び出す前や飛び出した直後には、
最終責任者になるのだ、ということ
は、ずいぶんとプレッシャーになっていました。
慣れてしまうことで、意識さえしなくなり、忘れかけている、
という段階にまで達すれば、精神的な疲れは感じません。
この状態になって初めて、「強くなった」とか、「貫禄らしきものがついた」
と言えるのかもしれません。
ここまで書いて気づいたことは、自分は大して強くもなっておらず、
貫禄もついていないということ。
それは、最終責任者である、というプレッシャーからの逃げ方を身に付けたものの、
プレッシャーを受け止めて乗り越える努力をしていない、と自覚できるから。
(2015年9月作成)