専門外ですから、と言って手を出さなくなる、
という言動は消極的な姿勢だ、として嫌悪する気持ちが自分の中にあります。
自分では戒めたい、と思っている言動です。
しかし、自分の専門分野にて、道半ばとはいえ頑張っていると、
他の専門分野も簡単ではない、ということは容易に理解できます。
だから、専門外のことが出てきた多くの場面で、
「いえ、私は専門外ですから」
と遠慮することは謙虚さから当たり前で、必要なことだとも思っています。
その後、消極的な姿勢のままとなってしまわないようにするには、
その専門外のことについて、学びたいと思うかどうか、
好奇心の有無が分かれ目でしょうか。
全ての分野に同じレベルの好奇心を抱くのは困難ですが、
新たな分野での好奇心を誕生させることができるかどうかもまた、
好奇心の有無に左右されます。
新たな分野での好奇心を開いてくれる身近な人が存在しているかどうか、
は、好奇心を持ち続けるためには必須ではないかもしれませんが、
かなり重要なことだと思います。
自ら奮い立たせることを継続する、というのは時として困難だから。
(2015年9月作成)