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◎社員からも信頼を得る難しさ(1/2)

 友人のT氏が勤務している会社に、知人のK氏がコンサルタントとして関わっていることを
T氏との雑談の中で知る、という機会がありました。

 T氏が勤務する会社は、ワンマン社長の経営判断が近年当たっているため、
業績を伸ばしている、ということです。
 しかし、社員であるT氏にとって、K氏は迷惑な存在のようでした。
 社長は社員からの声は拾い上げないのに、K氏の助言は鵜呑みにする、
 K氏から社長へもたらされた情報で振り回された経験が複数ある、
といった理由でした。

 良い結果を伴った経営判断に有力な助言をしているとすれば、
K氏は社長からの信頼を勝ち得ていることでしょう。
 また、一旦勝ち取った信頼は、その後の「飯の種」となります。
 更に、社員であるT氏の言い分が妥当であるとは限りません。

 私は今後、K氏にお会いする機会があると思われますが、、
この件を、

   Kさん、ちょっとまずいんじゃないの?

と尋ねることは、簡単にはできないでしょう。
 私は、K氏と社長との信頼関係に口出しをする立場にないし、
T氏の社内での立場が危うくなるというリスクもはらんでいるから。

   (2015年10月作成)