先輩としての自分が、人生の選択に直面している若者に対して、
これからはXXの時代だ、と何か言ってあげるだろうか?
そう考えても、なかなか浮かびません。
また、浮かんだとしても、言ってあげることの意義を感じません。
しかし、「XXはやめておいて方が良い」という言い方はするかもしれません。
日本全国のコンビニエンスストアの数よりも、歯科医院のほうが多い、という
統計を近年、耳にしました。
同じく、全国の信号機の数よりも、美容院の数の方が多い、というのも聞きました。
だから、歯科医や美容師は、やめといたほうが良いかもよ、と。
××に勤めれば安泰、××の資格さえあれば、という時代は、とっくに過ぎました。
「弁理士は、有望でしょうか?」と質問されると、腹が立ちます。
そんなの自分で考えろよ
と突き放したくなるをの懸命に堪えます(笑)。
さて、ある程度の期間、社会人をしてきた自分でさえ、
「これからの時代」を自分なりに読み、選択しなければならない場面に遭遇しています。
何度となく。
以前と同じところに留まっていると、状況が確実に悪化していく。そんな時代です。
これからはXXの時代だ、と誰が発言しても、
私がそれを鵜呑みにしたり、自分の選択をしたりすることはない。
必ず自分で考え、自分で選択します。
それは、私が経験を積んだから、ではなく、
「天職」を求める基本姿勢として当たり前だ、と直観しているから。
(2015年10月作成)