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◎これからはXXの時代だ、という言葉(2/2)

 先輩としての自分が、人生の選択に直面している若者に対して、
これからはXXの時代だ、と何か言ってあげるだろうか?
 そう考えても、なかなか浮かびません。
また、浮かんだとしても、言ってあげることの意義を感じません。

 しかし、「XXはやめておいて方が良い」という言い方はするかもしれません。
 日本全国のコンビニエンスストアの数よりも、歯科医院のほうが多い、という
統計を近年、耳にしました。
 同じく、全国の信号機の数よりも、美容院の数の方が多い、というのも聞きました。
だから、歯科医や美容師は、やめといたほうが良いかもよ、と。

 ××に勤めれば安泰、××の資格さえあれば、という時代は、とっくに過ぎました。
「弁理士は、有望でしょうか?」と質問されると、腹が立ちます。

   そんなの自分で考えろよ

と突き放したくなるをの懸命に堪えます(笑)。

 さて、ある程度の期間、社会人をしてきた自分でさえ、
「これからの時代」を自分なりに読み、選択しなければならない場面に遭遇しています。
何度となく。
 以前と同じところに留まっていると、状況が確実に悪化していく。そんな時代です。

 これからはXXの時代だ、と誰が発言しても、
私がそれを鵜呑みにしたり、自分の選択をしたりすることはない。
必ず自分で考え、自分で選択します。
 それは、私が経験を積んだから、ではなく、
「天職」を求める基本姿勢として当たり前だ、と直観しているから。

   (2015年10月作成)