情報サービス業における発明を書面化する場合、機械モノなどのハードウェア系の発明と
大きく異なる点を、自覚しています。
それは、「発明が解決しようとする課題」の書き方です。
(その前の「背景技術」の欄にも関わります)
何かというと、機械モノなどのハードウェア系の発明の場合に比べ、
「発明が解決しようとする課題」までの記載内容が非常に多くなる傾向がある、
という点です。
これがなぜなのか?
この疑問が解決できていない頃、「背景技術」や「発明が解決しようとする課題」を
簡潔に書こうという意識が潜在していました。
(経験の浅い頃は、そもそも疑問にさえ感じていなかったのですが)
経験を重ねて気付いたのは、
ソフトウェアの発明は、この発明が誕生する前に問題さえ認識できなかったこと
が背景になっており、その問題に着目できるか否か、が発明のポイントである。
何が問題なのかを明確にできれば、発明の大半が完成する。
ということです。
(2015年11月作成)