随分前に知り合ったAさんの消息を、最近知り合ったBさんから聞く機会がありました。
転職直後のBさんは、前の職場でAさんと仕事をしたことがあったそうです。
Aさんは職場の誰もが持っていない視点を提供してくれる面白いヒトでした
とBさんから伺い、大変刺激になりました。
私は、Aさんに久しくお会いする機会がないのですが、私の印象も「面白いヒト」でした。
刺激になった、という点は、私がお会いした頃から変わっていないという点です。
「周囲と異なる視点」を持ち続けるということは、簡単ではないはずです。
職場という環境では、その環境が「周囲」になるのですから、
「周囲と異なる視点」を持ち続けることに対しては妨げになるからです。
「周囲と異なる視点」は自ら(のキャラクタから)湧き出てくるのみならず、
湧き出す源泉を見つけに行く習慣が、とても大切なはずです。
新たな源泉を使っての視点でなければ、周囲と異なる視点であっても
単なるワンパターンに陥っていくからです。
Bさんからお聞きしたところ、Aさんは社会人大学院へ通っていたそうです。
社会人大学院は、Bさんにとっての源泉のひとつだったのかもしれません。
しかし、社会人大学院に通えば「面白いヒト」になれるわけではない。
社会人大学院に通ったヒト全てが「面白いヒト」になっていないのだから。
「周囲と異なる視点」はどのようにして鍛えればよいのか。
実は、私にとっての継続的な課題のひとつです。
この課題に対しては、何度となくコラムを書いていこうと思います。
(2016年2月作成)