異なるコミュニティにおいて異なる評価をされるキャラクタ、という方は、
たいてい「面白いヒト」だと思います。
たとえば、職場では堅いのに、趣味の集まりではその堅さが見えないヒト。
趣味の集まりで知り合ったヒトが、スーツをばっちり決めている姿が想像しがたいとか。
では、そのヒトは、コミュニティによって演じ分けているのか?
演じ分けているとすれば、「このコミュニティではかくありたい」という強い意志を
継続的に抱いているということでしょう。
演じている、という力は入っていなくても、
「このコミュニティでは、こういうキャラクタで行こうかな」
という程度の心構えで、そのキャラクタを定着させられるヒトもいます。
私としては、後者の方が理想的に思えます。自然体だからです。
大学講師をしている、ということを知られた(仕事の場面以外では自分から言うことはない)途端に、
へえ、真面目なお仕事(ヒト)なんですね
と、周囲の私に対する評価が変化してしまうことがあります。
笑ってやり過ごしたいのに、突っ込まれることも多い。
まあ、あまり愉快なことではないです。
せっかく、仕事以外のキャラクタとして認知されていたのに、
職種によって先入観が割り込む感じがするから。
(2016年2月作成)