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◎知財実務という生活習慣病(2/5)

 前回のコラムで、

   知財実務のみという生活習慣は、コンサルティング能力を磨くのに悪である

と書きました。
 「知財コンサルティング」ではなく、「コンサルティング」です。

この点については、今までの経験では、以下のような突っ込みが入ります。
 まず、

   一般のコンサルティングで企画力が問われるかもしれないが、
   知財コンサルティングでは、企画力など必要ない

というものです。
 そう主張される方と、このコラムにおける私とでは、議論になりません。

 上記の主張をされる方は、

   出願業務に付帯する業務
   出願に導くための業務

なども、「知財コンサルティング」である、と考えていらっしゃいます。
 一方、このコラムを書く上での私の思想は、

   企画力が必要とされないコンサルティングは、知財コンサルティングではない。
   知財実務の延長である。

と考えています。
 つまり、「知財コンサルティング」の定義が異なっているので、
(この場では)議論にはならないのです。

 出願業務に付帯する業務や、出願に導くための業務をコンサルティングと称するのであれば、
出願のための実務を広い定義に解釈し直せばよいだけのことです。
 また、広い定義の「出願のための実務」は、(有償か無償かの別はありますが)
サービスを顧客から既に要求されている、という場合も少なくないはずです。
 だから、そもそも「知財コンサルティング」というカテゴリをわざわざ設けて、
コラムを書いている意味が無い(そうした話題をテーマとするなら「実務雑感」のカテゴリが適切)、
と私は考えています。

   (2016年2月作成)