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◎特許公報はリクルート・ツール

 近年、インターネット上では、どこの会社がどんな特許を取得したとか、出願が公開された、といったことを
話題にしているサイトが多く存在します。

 そうした話題(記事)のライターは、
「その特許に関わる製品を製造するのか? 販売するのか?」
ビジネスパーソンの視点として書いています。

 しかし、特許出願を理工系の学生さんや、エンジニアも閲覧しているのだから、
企業としては、広報誌である、という意識を持ったほうが良い、というのが、私の持論です。

 近年の理工系の学生(の一部)は、就職を希望する会社の特許を調べるようになっています。
少なくとも、私は、大学および大学院にて接する機会のある学生さんにそういう指導をしています。

 たとえば、自動車メーカのマツダは、ロータリーエンジンを既に製造していないのですが、
このほど、米国でロータリーエンジンに関する特許出願をしていることが話題になりました。
 夢のエンジンとも言われる「ロータリーエンジン」に憧れを持つエンジニアの卵たちにとって、
会社の魅力をアピールする書類となったと思えるのです。
 企業はヒトが作り、ヒトは企業という組織に魅力を感じて集まるのですから、
特許出願書類は、リクルート・ツールでもあるわけです。

 特許出願にはそうした効果がある、ということを、どれだけの企業経営者が理解しているでしょうか。 

   (2016年4月作成)