同じような時期に別々の会社から、こんなマークを使い始めたい、
という商標の出願依頼を頂戴しました。
それぞれ調査をしたところ、二社とも、似たような登録商標が見つかってしまいました。
その旨を連絡すると、やはりガッカリされるのでしょうね。
一社はその後、連絡をいただけなくなりました。
もう一社も、暫く連絡が無かったのですが、
社内で新たに、ネーミングやマークを議論し、新たな調査依頼がきました。
後者の会社は、特許の相談など、別の相談も、その後に受けることとなりました。
前者の会社は、出願や登録を私が代理した会社の社長さんからのご紹介だったのですが、
その社長さんとも連絡が取れなくなりました。
代理業ビジネス、という見地からは、損金が発生したなぁ、と思うわけですが、
(そもそも、思い出したきっかけは、税理士さんからの未収金報告でしたから)
人間だの、ドラマだの、という心のスイッチが入ると、
あの社長さんにも家族がいたよなぁ、といった想いがうかんでくるのです。
(2016年4月作成)