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◎同じテーブルでのスマートフォン

 小さなお子さんを連れた親御さんがスマートフォンを夢中で見ている姿が
私は嫌いです。
 そのお子さんの寂しそうな顔を見ると、親御さんに代わって話しかけてあげたくなります。
実行する勇気はないですが。

 さて、先日、知人のお祝い事のパーティに出席させていただきました。
8人ほどのテーブル席でしたが、互いに初対面、という組合せのようで、
私も顔見知りは一人しかいませんでした。
 しかし、お隣の方、正面の方、斜め前方の方、と、お祝いされる主人公をネタに
色々なおしゃべりをしました。
 初対面での会話とはいえ、共通の知人がいるというのは、
少なくともひとつの話題はあるわけで、そうではないパーティよりは楽でしょう。
 そんなことが頭の片隅を過ぎったのですが、
同じテーブルのお二方が、頻繁にスマートフォンを手繰っていました。

 あまり会話に加わらず、スマートフォンから離れない彼らに対しては、
同じテーブルを囲む人の中に変な空気(こういう席でスマートフォンをやっちゃいけないな、
というような空気でしょうか)を感じました。
 初対面の人と話題がない、続かないと気まずくなってしまうので、
スマートフォンへ逃げ込む気持ちも理解できるのですが、
スマートフォンを手繰る親御さんに連れられたお子さんの気持ちが分かりました(笑)。

 電車などの公共空間で、携帯電話で会話をすることがマナー違反、
というのは、日本では定着しました。
 が、パーティなどでスマートフォンを手繰ることがマナー違反、
というように言われるようには、なかなかならないような気がします。

   (2016年5月作成)