N; あ、N事務所です。
G; おぉ、Nか? Gです。
N; あ、G先輩でしたか。お久しぶりです。
事務所開設の案内状で、電話を下さったんですね。
G; 開設、おめでとう。
で、最初っからで悪いけどさ。
N; 何でしょう?
G; お前さぁ、電話の声、暗いよ。 暗すぎ!
N; あ、そうですか。
違う人みたいだ、と、昨日は友人に言われました。
G; その人、親しい人って訳じゃないだろ?
N; まあ、そうでしょうか。
G; あのさ、その人も本当は、「暗い」って思ったけど、
言えなかっただけだぜ、きっと。
N; 以後、気を付けます・・・
G先輩だから、言ってもらえたんですね。
ありがとうございます。
G; お礼はどうでもいいんだけど、「気を付けます」程度じゃダメだぜ。
真面目な話、何度も何度も練習すべきことだぜ。
N; そうなんですか?
G; 分かってないなぁ・・・。
電話の第一声があんな暗い声じゃ、お客さん、逃げちゃうって。
(2016年6月作成)