先月、ご婦人が脱水症状にて動けなくなり、
その場に居合わせたひとりとしてお手伝いをする、という機会がありました。
ご婦人の娘さんが駆けつけ、一緒に救急車での搬送となったのですが、
ご婦人は認知症とのことでした。
テレビなどから入ってきた知識として、何となく、
85歳以上の4人に一人は認知症
そんなデータが頭に入っていても、実生活には役立たないなぁ・・・
そんなことを漠然と感じていました。
そうした伏線があったからかもしれませんが、
認知症サポーターキャラバン
のセミナーを受講する機会があったので、ご紹介します。
自治体職員としての看護師さんを講師として、
専門医の解説によるDVD視聴(約15分)
立派な冊子と、その抜粋スライドによる講義
と続き、70分ほどでした。
本人のみならず、ご家族の方々が、どのようなストレスを抱えているのか、
ということについても、実感がなかったのですが、
ぐっと想像できるようになりました。
知らないと、本人やご家族を傷つけてしまうことになる等のことを実感し、
受講してよかった、と思いました。
小学生でもサポーターになれるくらい、敷居は低いものであり、
サポーターは既に700万人を超えているそうです。
どの自治体にも必ず、認知症サポーターキャラバンの講座があるようですので、
受講をおすすめしたいと思います。
間違いなく、今後ますます身近な問題となるので。
(2016年6月作成)