公的な仕事をしている知り合いとのやりとりの中に、
気になる記載がありました。
『支援する立場の私は、支援を要請する経営者さんに会ってきましたが、
自らの夢や契約を能弁に語るのですが、
それを計画書として書ける人はほとんどいなかった。』
気になった旨をお伝えして質問しましたが、ここには書けないことが多い。
私の質問や、差し支えなさそうなコメントを、残しておきます。
1.雄弁に語っていた
2.計画書を書けていなかった
という人で、成功した人は居るのでしょうか?
中小企業や、ベンチャー企業の特許出願、商標出願の仕事をしていて、
雄弁に語るが、計画書を書けない社長(会社)
で、成功した事例を、私は思い出せません。
雄弁に語り、計画書(だけ)はご立派
という、詐欺師まがいのベンチャーが成功しないのは当然として。
私の業務の多くは、「2.」の方々の代書してあげることに近いでしょう。
計画書とまではいかなくても、出願書類の作成を通じて、
経営者が何をすべきか、などに気付きをもたらすことができたら、
私としては、成功でしょうか。
換言すれば、自ら気付き、
次回からは自らペーパー(事業計画書)を書き上げようと努力する、
という経営者だけが、成功しているように思うのです。
(2016年6月作成)