情報過多のこの時代、ついつい、情報収集する時間を多くとられがちです。
多くの時間を費やしたことの言い訳として、
多様な見解を収集して、客観的に見ていくことが重要だから、
と弁解しますが、費やしてしまった時間は戻ってきません。
さて、冷静に考えてみました。
自分の専門に関する事件に限りませんが、情報収集に多く時間をかけなかったとしても、
ある程度の客観的な自分の見方ができることがあります。
その場合と、情報収集に多くの時間を費やしてしまう場合とで、何が違うのか?
その事件に対する、自分の想像力を働かせる時間があったかどうか、
ではないだろうか、と。
これまでの経験、これまでの知識を動員して想像力を働かせれば、
その想像をベースにして、収集すべき情報を絞る、ということが可能であり、
その結果、情報収集に費やす時間が大幅に絞れる。
想像力が働かない分野だけれども、興味を抱いた分野、というのは、
どうしても仕方がないかな・・・
あ、知りたい、という想像力停止状態でクリック、というのを我慢しよう。
そう思いました。
(2016年7月作成)