地震が発生して津波が来ることを想定した減災訓練に参加しました。
海岸から、最寄りの避難ビルの屋上まで歩く、というだけでしたが、
様々な想像が頭をよぎり、体験して良かったと思いました。
このことをSNSにて報告したところ、サーフィンなどの海遊びが好きな友人から
津波津波って煽るけど、いつ来るのか分からないのに。
交通事故で死ぬ確率とどっちが高いんだよ・・・
愉しむために来ている海が楽しくなくなる・・・
と、暴言を承知だよ、と断り書き付きコメントを頂戴しました。
彼との間には信頼関係があるので、「暴言」などとは全く感じませんでしたし、
彼の書きたかったことも、何となく把握できました。
彼に対する返事の代わりに、この訓練の
主催者としての県知事が、閉会式において仰った言葉を引用します。
この海は、神奈川県の財産です。しかし、この海が牙を剥くことがあるのです。
その際に、人命という財産を守るための訓練です・・・
県知事の言葉をうまく伝えられなくてもどかしいのですが、
「津波が来るぞ、気をつけろ」と煽っているわけでもないし、
救助体制がしっかりしているから大丈夫です、と言ったわけでもないし、
「海で遊ぶなら自己責任だぞ」と突き放したのでもない。
真剣な訓練に参加し、自らの気持ちを引き締めているように感じました。
(2016年7月作成)