大学院でゲスト講師をお招きした回は、ゲスト講師を囲んで呑み会を実施することを、
私としては恒例行事としています。
さて、この「呑み会」が何年かぶりに10名を超える参加人数となったのですが、
近年の「呑み会」が明らかに変化した、ということを実感しました。
お店を予約する段階で、学生幹事を指名しておき、参加人数と希望の店を募っていたのですが、
「食べ放題&飲み放題」を予約した旨を学生幹事に報告すると、
お酒、呑まない人の方が多いので、飲み放題は不要です
とのこと。
実際に始まってみると、14名の学生のうち、11名がノンアルコールのドリンクでした。
大学院生ですから当然二十歳を過ぎています。
「酔っぱらうことで盛り上がる」ということを期待していましたが、
酔っぱらわなくても盛り上がるのです。
「呑まない」というのは普通のことなのだ、と思わされました。
彼らが呑まない理由は、体質的に呑めない、という理由だけではないようです。
大学院にまでなっても、呑む、酔っぱらうという経験が単に乏しいのかもしれませんが、
適度に酔う、ということの効用を知らない、ということは、もしかしてマイナスかな。
理由は何であれ、時代が変化している、ということは間違いない。
これを事実として踏まえて思考しなければならないことは、増えてくるのでしょう。
まずは、「呑み会」を「食事会」に名前を変えるところからかな。
(2016年7月作成)