コンテンツにスキップするには Enter キーを押してください

◎同じ質問に答え続けること

 ある時期にお世話になったK先生がマスメディアに取り上げられている記事を拝見しました。
マスメディアがK先生を取り上げる理由は、ほとんどが同じ。
3Dプリンタの基本特許を案出したにもかかわらず日本(世界でも)での特許を取得できなかった、という件です。

 K先生は、数多くのメディアから、同じような質問を繰り返して訪ねられているはずであり、
飽きてしまっているのではないか。
 K先生におけるこの件の記事はあまりに多いので(インターネットで検索してみると、たくさん出てくる)、
以前にいくつかを読んだ私は、そういう先入観を抱いてしまっていました。

   私自身の経験として、「ビジネスモデル特許」の騒動の頃、
   いくつものメディアに記事を書き、インタビューを受けたりもしたのですが、
   そのインタビュアーとしては初めて聞くことだ、と自分に言い聞かせても、
   自分にとって繰り返される同じような質問に、飽き飽きしてしまい、
   時には腹を立てたりしていたからです。

 しかし、久しぶりに目にした記事を拝見すると、質問に対してK先生は非常に丁寧に回答されています。
インタビュアーの期待に応え、しかも、インタビュアーの期待以上であろうと思われる名言が並んでいました。
 インタビュアーが書く原稿の字数に余裕があったから、そうした丁寧な回答まで掲載されていたのかもしれませんが、
愛情を込めた丁寧なK先生のメッセージを読み、反省し、こうありたいと思ったのでした。

   (2016年8月作成)