コーヒーショップにて仕事の打ち合わせをする三人のビジネスパーソン。
うち二人は、私よりも年長に見えました。
すいているというわけでもないコーヒーショップの中で、
その年長のお二人は、まあまあのボリュームで話をし、時に大声で笑っています。
私を含めた周囲のお客さんは、その声のボリュームにちょっと眉をひそめている・・・
そんな状況でした。
お二人の声が大きいのは、地声(が大きい)の問題なのか、
耳(が衰えてきたこと)の問題なのか、は判断が付きませんで した。
が、地声が大きいということであれば、周囲の空気を読む能力が欠如している、
ということで、私としてはビジネスパーソンとして「ダメ」と判断します。
しかし、耳が衰えてきた、とすれば、ビジネスパーソンとして一線を退く時期が近い。
そんな気がするのです。
耳が衰えてしまったら、感じ取って察することや収集することの難しい情報がある。
そういう確信があるからです。
いずれ自分にもやってくるであろう耳の衰え。
その衰えを自覚することに対する恐ろしさと、
自覚した場合の覚悟について、少し考えてしまいました。
(2016年8月作成)