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◎高校生から学ぶこと

 『すべての子どもたちが「未来は自分の手で創り出せる」と信じられる社会を目指して』
というコンセプトの下で2001年に『かたり場』として始まった、NPOカタリバ。

 そのNPOカタリバの活動として、2011年に、東日本大震災の被災地で始まった
『被災地の復興を支える人材の育成のために地域の課題を考え、
 自ら解決に動くことを目的として、高校生に自らのプロジェクトを考えてもらい、
 行動し、振り返る(PLAN DO SEE)を指導する』
という活動 が、この「マイプロジェクト」 だそうです。
注力しているのは、プランのみならず、行動し、振り返るところまで指導している点とのこと。

 自らが希望して集まった関東地区の高校生39名による2泊3日の合宿最終日。
各グループに分かれての、全員のプレゼンテーションを見学できる、
という見学会へ参加してきました。

 配られたスケッチブックを使って、グループのメンバー同士で
元気にプレゼンテーションをしていました。

 自分たちの進路を決めるために、中高生のためのインターンシップを実行したい
 LGBT(性的マイノリティ)のためにTシャツを作りたい
 自分が育った温泉街を活性化させるためのミニツアーをやりたい
 小学生に物づくりの愉しさを教えたい
 家庭内暴力を無くしたい・・・

同時進行で、各グループが1名ずつプレゼンをするので、すべては見学しきれませんが、
高校生のプレゼンテーションスキルは、この10年で大きく変わったはずです。
(というか、10年前に、高校生のプレゼンテーションスキルが必要、とは
 ほとんど聞かれなかったのではないかと。)

 例によって自分のことは棚に上げますが、
この高校生たちに負けてしまうようなプレゼンテーションしかできない社会人も、
きっと数多くいることでしょう。

 世の中が変化(若い世代が進化)しています。
その変化のひとつを目の当たりにすることが出来た、そのことに感謝します。

   (2016年9月作成)