『すべての子どもたちが「未来は自分の手で創り出せる」と信じられる社会を目指して』
というコンセプトの下で2001年に『かたり場』として始まった、NPOカタリバ。
そのNPOカタリバの活動として、2011年に、東日本大震災の被災地で始まった
『被災地の復興を支える人材の育成のために地域の課題を考え、
自ら解決に動くことを目的として、高校生に自らのプロジェクトを考えてもらい、
行動し、振り返る(PLAN DO SEE)を指導する』
という活動 が、この「マイプロジェクト」 だそうです。
注力しているのは、プランのみならず、行動し、振り返るところまで指導している点とのこと。
自らが希望して集まった関東地区の高校生39名による2泊3日の合宿最終日。
各グループに分かれての、全員のプレゼンテーションを見学できる、
という見学会へ参加してきました。
配られたスケッチブックを使って、グループのメンバー同士で
元気にプレゼンテーションをしていました。
自分たちの進路を決めるために、中高生のためのインターンシップを実行したい
LGBT(性的マイノリティ)のためにTシャツを作りたい
自分が育った温泉街を活性化させるためのミニツアーをやりたい
小学生に物づくりの愉しさを教えたい
家庭内暴力を無くしたい・・・
同時進行で、各グループが1名ずつプレゼンをするので、すべては見学しきれませんが、
高校生のプレゼンテーションスキルは、この10年で大きく変わったはずです。
(というか、10年前に、高校生のプレゼンテーションスキルが必要、とは
ほとんど聞かれなかったのではないかと。)
例によって自分のことは棚に上げますが、
この高校生たちに負けてしまうようなプレゼンテーションしかできない社会人も、
きっと数多くいることでしょう。
世の中が変化(若い世代が進化)しています。
その変化のひとつを目の当たりにすることが出来た、そのことに感謝します。
(2016年9月作成)