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◎若さと全体を考える能力とのバランス(2/4)

 現在の自分を冷静に観てみると(観てみようとすると)、

   自分よりも若い人たちが生み出しているアイディアの鋭さは、
   全体を考えることによって衰えていく、というよりも、
   感性が鈍くなることで衰えていく(いる)のだ

という気がしています。
 そして、「感性の衰え」は、物理的な年月だけの問題ではないはずです。
 感性が鈍くなる原因の一つとして、

   自分の感性を磨いたり、刺激を与えたりすることに費やす時間が減る

ということがあるはずです。
 現在は、インターネットおよびSNSの活用で、
自分の感性へ「刺激を与える」という環境は、お手軽に入手できるようになりました。
 けれども、「感性に磨きをかける行為」は、

   人に会う、現場で体験する、自らと向かい合う

といった「時間を投資」しなければ得られません。

 一方、年齢が上がるにつれて仕事が忙しくなり(仕事を効率的にこなせなくなり)、
加えて家族との時間を優先するようになりました。
となると、人に会ったり現場で体験したり、という投資が難しくなりました。
(家族、特に小さな子どもと過ごす時間は、感性を磨く時間になりますが)

    (2016年9月作成)