自分にとって重要だった上司や先輩とは、
私に対して、過大な期待を敢えてする(してくださる)人だったように思います。
加えて、その「過大な期待」の方向が、
a)「自分が理想とする姿」に一致していた
b)自分としては「意外」であるけれど、「それも悪くない」と直感した
という場合であった、と思うのです。
a)、b)のいずれにも該当しない場合には、反発してしまうだろうから。
a)は、伸ばしたいと自ら思っている能力や技術を高めることに、
助言、助力をしてくださった場合です。
b)は、自分の可能性が別の方向や分野にもあるよ、と拡げて下さった場合です。
いずれも有り難いことです。
a)の場合は、スンナリ入ってきますが、b)の場合は、「素直さ」が必要ですね。
この「素直さ」の有無で、自分の可能性が拡げられるか否かが決まってくるでしょう。
とはいえ、何でもかんでも受け入れることが「素直さ」でもないはずです。
「素直さ」というよりは、「柔軟さ」または「強さを伴うしなやかさ」かもしれません。
(2016年10月作成)