ある契約書をチェックして欲しい、という仕事を経験しました。
その契約書について、慎重を期すため、
知人の同業者にもチェックをお願いしました。
すると彼は、私が想定しなかった事態までを考え、
その事態を踏まえた条項を追加することを提案してくれました。
結果としては、彼が追加を提案して条項は、
想定される事態として極めて例外的である、
などの理由で採用されませんでした。
仮にそのような事態が発生しても、他の条項からの解釈で足りる、
とも考えられたからでもありましょう。
とはいえ、私には思いも付かなかったことだったのは
ちょっと衝撃でした。
少しは慣れてきた、という気がしていた契約書チェックでしたが、
まだまだ修行が足りないことを痛感しました。
(2016年10月作成)