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◎契約における想定とセカンドオピニオン

 ある契約書をチェックして欲しい、という仕事を経験しました。
その契約書について、慎重を期すため、
知人の同業者にもチェックをお願いしました。
 すると彼は、私が想定しなかった事態までを考え、
その事態を踏まえた条項を追加することを提案してくれました。

 結果としては、彼が追加を提案して条項は、
想定される事態として極めて例外的である、
などの理由で採用されませんでした。
 仮にそのような事態が発生しても、他の条項からの解釈で足りる、
とも考えられたからでもありましょう。
 とはいえ、私には思いも付かなかったことだったのは
ちょっと衝撃でした。

 少しは慣れてきた、という気がしていた契約書チェックでしたが、
まだまだ修行が足りないことを痛感しました。

    (2016年10月作成)