地域の人間関係? そんな煩わしい人間関係は仕事上だけでたくさんだ、けっこうだ、
と考えるビジネスパーソンは多いはずです。私もその一人でした。。
さて、仕事上の人間関係は、仕事を離れれば絶つことができる。
仕事上の理由をこじつければ、関係を絶つことは比較的易しい。
しかし、地域の人間関係は、「住んでいる」という以上、
仕事のようにはいかない。簡単に関係を絶つことはできない。
(関係を絶たなければならない事態になったら、引っ越すしかない)
それを知っているから、居住地域での関係を作っていくことに躊躇いがあるのです。
東日本大震災をきっかけに、居住地域での人間関係の構築が重要だ、
と多くの方が認識したと思いました。
が、認識だけだったように、今、感じます。
「小さな覚悟」をするきっかけにはなったけれど、
動き始める手かがりを掴めなかった人が多いのだろう、と想像します。
手がかりが掴めなかったから諦めた、忘れ去った、・・・
という状態を、少しでも変化させられないか?
地域での人間関係を構築し始め、煩わしさよりも豊かさの方が上回っている。
と実感している私は、「啓発活動」のひとつとして、こうしたコラムを書いています。
学生時代の友人への年賀状の数より、地域の知り合いへの年賀状の数のほうが、
いつの間にか多くなりました。
(2017年1月作成)