友人の経営者に、とても気の良いTさんがいます。
一言で表せば、「人が良く、敵を作らない」のです。
営業的にも、「彼に仕事を頼みたい」と思わせる明るさがあります。
先日も、愉しく一緒に呑みました。
「人が良い」というのは、色々なパターンがあると思いますが、
Tさんの場合、良い意味で鈍感 なようです。
「そんなことにも気付かなかったの?」と突っ込みたくなるような場面で、
周囲をイライラさせるのではなく、明るさや笑いになるのです。
私が気付かなった、となったら、周囲をイライラさせるだろうな、
と思うのですが。
しかし、Tさんの鈍感さは、自らの経営する組織においては、
良くないこともやはり引き起こしているようです。
期待の半分も仕事をしない部下が要求だけは一人前にしてくる、
仕事ができるようになった部下が辞めてしまった・・・
などの愚痴がTさんの口から出ました。
営業面や宴席で笑いを誘うTさんの気の良さですが、
職場内の運営ではうまく機能していないようです。
でも・・・でも何とかやっていくのが、経営者の仕事ですよね。
(2017年2月作成)