インターンシップ制度に対する様々な問題が、
大学生側、企業側のいずれにも生じているらしいです。
個々の問題に対して、私も思うところはありますので、
根幹的と思われる点を指摘してみます。
「インターンシップ」などという制度の名前さえ知らない、聞いたことがなかった私の学生時代、
私は自ら「バイト代はいらないから、仕事を見学させて下さい。私のできるお手伝いはします。」
ということを2週間ほどやりました。
受け入れて下さった自動車整備工場は、専門職の方またはその見習いという本職ばかりだったので、
戸惑いもあっただろうと想像できますが、「使いっ走り」として可愛がっていただいた、という記憶です。
さて、数年前、アルバイト募集してもいないのに、
ある学生さんが私の職場へ尋ねてきて、インターンシップを希望されました。
上記の経験がある自分としてはむげに断れず(笑)、アルバイトとして受け入れました。
さて、インターンシップに対する私の考えですが、
学生も企業も、自らの頭で考えて行動していない、してこなかった
ということが、様々な問題を産んでいるのではないか、と思うのです。
もちろん、自らの頭で考えても、様々な問題が生じます。
私を受け入れてくださった企業も、私のインターン受け入れにも問題はありました。
しかし、自らの頭で考えての行動であれば、生じた問題にも積極的に、主体的に取り組めます。
他人の責任で始まった、という意識がどこかにあるから、生じた問題に対して、
誰かのせいにしようとしているか、何も見ないやらない、というように逃げるのではないか?!
そう思えるのです。
(2017年2月作成)