ある若い技術者が発明者となった特許出願に、拒絶理由通知が来たので、
引用文献とともに送付しました。
すると、その技術者から、
(拒絶理由通知というものを見たのが)初体験なのですが、
16万円も出して審査を請求したのに、特許にならないというのですか?
そもそも、出願の際に、特許にならないと分からなかったのですか?
と、愕然としましたという表情が見て取れるような電子メールが届きました。
彼の所属する会社はある程度の歴史があり、特許出願数も多いので、
特許制度に対するある程度の知識を持っている、と思い込んでいた私も、
その電子メールを読んで愕然としました。
メールを受信してすぐに電話を掛け、20分ほどお話しをさせて貰い、
落ち着いていただいたので、私も一安心しました。
その直後、電話内容を整理し、今後の進め方などを電子メールで送信しました。
その返信文を見て、私もようやく落ち着いたのでした。
(2017年4月作成)