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◎反対意見ばかり聞こえてくる

 ある地方議会の議長さんから話を聞く機会がありました。
公立病院、ゴミ処理施設などの公共施設を新たに建設する、という場合、
住民からの意見として上がってくるのは反対意見ばかり、なのだそうです。
つまり、賛成の人はわざわざ声を上げないが、反対の人は陳情、意見書の提出
などの行動に出る、とのこと。
 そうした実態を知らないと、賛成が実は多数派であるにもかかわらず、
少数の反対派にビビって、賛成の声とともに行動することを躊躇ってしまうらしい。

 そういう失敗をしてはいけないんだ、と肝に銘じています

というお話が、大変興味深いものでした。

 世のニュース報道も、きっと同じようなことなのでしょう。
声を上げ、行動する人の方が目立つので、ニュースにもなりやすい。
ニュースになると、あまり考えていなかった人は、反対の報道ばかりされていることで
反対に傾く、なんてことになるのではないか?
(マスコミによる恣意的な行動であるとすれば、恐ろしいことです)

 反対意見は大きく聞こえる、ということは、様々な場面において、
肝に銘じておく必要がありそうです。

    (2017年4月作成)