知り合いの経営コンサルタントさんが、以下のような提言をしていました。
『日本の労働生産性が低いことの一因として挙げたいのが、年長者が若者の足を引っ張ること。
年長者が、「俺の若い頃はXXだった。お前も俺と同じようにXXで苦労しろ!
と押し付ける。
そうではなく、自分たちの苦労をさせずに、若者が少しでも先へ行けるようにすべき。』
そんな趣旨でした。
私も同感でした。私は、
『若いうちの苦労は、買ってでもしておけ!』という先輩の言葉がありますが、
先輩によって意味が異なると感じています。
良き先輩は、「仕事の基礎、応用の利くノウハウを学んでおけよ」という意味で使っている。
悪しき先輩は、「お前らも、俺と同じ苦労をさせてやる」という意味で使っている。
と加えて返答しました。これに彼も同意してくれました。
コンサルタントの業界では、他の業界に比べると「良き先輩」が多く、健全かもしれないが
との但し書き付きでしたが。
コンサルタントさんは、
自分の知識やノウハウを後輩に伝授する際に、自分のアウトプット能力を磨く、とか
出し切ったから次にいける、とか、
情報を発信すれば情報が集まってくる、とか・・・
後輩を育てるプラス面をいくつも列挙することができるのです。
また、後輩を育てるプラス面を骨身に染みて知っているのです。
(2017年5月作成)