東京工科大学・デザイン学部における選択科目としての「知的財産論」は、
過去5年間で、だいたい50名くらいの受講者でした。
そのため、学務課が配付資料を、初回のガイダンスでは、
70部を用意してくれました。
しかし、配布物が全く足りず、教室にも入りきれない学生が出てしまいました。
履修登録期限の直前である二度目の授業では、用意された140部の配布物が、
授業開始前になくなってしまいました。
そして、遅刻して教室へ入ってきた学生には行き渡らなかった・・・
現在の学生さん(東京工科大学・デザイン学部に特有なのかどうかは不明ですが)は、
先輩後輩、という縦のつながりが非常に薄いらしい。そのため、
あの科目は単位が取りやすいぞ
(そんなに取りやすい科目にはしていないですが)
といった情報はほとんど出回らないらしいので、
昨年までの実績(?)や先輩経由の情報が
「知的財産論」の履修希望者を増やしているとは考えにくい。
配布物を印刷して下さる学務課の方々とお話をしてみたところ、
この学年(現3年生)は、真面目な学生が多いようです
との答えでした(学生の総数は、一学年180名ほどで、若干しか増えていないそうです)。
「まじめな学生が多い」という言葉を信じる、信じないはともかく、
縦のつながりが薄いということの裏返しとして、
毎年、その学年のカラーがガラリと変わる、ということは、
これまでの5年間でなんとなく経験してきました。
しかし、急激な変化なのか、この学年の個性なのか、・・・
結局、履修登録をした学生は、160名を超えました。
(2017年5月作成)