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◎三桁を超える受講生の講師スキルと両立困難

 100名を超える受講生の前で講師をしたのは、一番最初は32歳の時でした。
100名を超えるセミナー講師としては、その後何度か経験しましたので、
「場慣れ」だけはしたかもしれません。

 しかし、セミナー講師と、大学生への授業ができるスキルとは全く異なる、
ということは理解している(していない同業者が少なくないことへの批判も含め(笑))ので、
「授業法」を学び、その後も学び続けています。

 さて、これまで10年を超える大学での授業を経験してきましたが、
本年は170名を超える受講申し込みがあり、教室の空気(私が受ける印象)が全く変わりました。

 受講者が50名前後くらいと、100名を超える受講生とでは、またスキルが異なる、
と、プロ(教育大学の教授)に教わっていたのですが、やはり苦心しています。
簡単に言えば、本業との切り替えに、非常に時間が掛かっています。
 授業の準備および授業に掛かる時間が物理的に増えたというだけでなく、
実務の効率が低下し、実務をする物理的な時間が増えてしまっています。
 実務のための集中力が戻ってくるまでに時間を要しているのです。

 受講生の数によって講師スキルに違いがある、ということを知らなければ、
自分のこれまでの経験で何となく講師をやり、実務との両立を図ったのだろう、
とも想像します。
 しかし、受講生の数による講師スキルに違いがあることを知ってしまい、
そのスキルアップを意識している以上、実務との両立に苦心することは仕方がないこと。
スキルが身に付くまで、覚悟を決めます。

   (2017年7月作成)