自分の親世代の方々が、電車の中で大きな声でおしゃべりをし、
周囲が眉をひそめる、というようなことがよくあります。
大きな声になる、というのは、耳が遠くなったからなのでしょう。
ご自身が悪い場合、おしゃべりの相手の方が悪い場合、両方の場合、といずれもありそうです。
私も、身内に対して
補聴器、使ってくださいよ
と声を荒げてしまうことがありました。
さて、先日、ラジオをつけていたら、お笑いタレントがパーソナリティとして
以下のようなことを喋っていました。
オカアサン、補聴器を使ったらどうですか?
えっ、何?
オカアサン、補聴器をお使いになったほうがいいのでは?
えっ、何だって?
補聴器をお使いになったほうがいいんじゃないですか?
あ、補聴器ね。必要性を感じない。
と、自分と義母との会話を紹介し、アシスタントとともに大笑いしていました。
イライラしてストレスとなるのか、笑い話にして周囲を巻き込んで笑い飛ばすのか、
紙一重なのではないか、と思ったのです。
どちらが健康的なのか、書くまでもありません。
笑い飛ばしたとしても、日常生活は続きます。
だから、笑い飛ばすのが「紙一重」というほど簡単ではないことは理解できます。
しかし、心掛けていれば「紙一重」にはなるのでは、とも思ったのです。
(2017年7月作成)