全15回の大学の授業において、アクティブラーニングを本年から全ての回で
取り入れよう、という意識を持っています。
たとえば、配布資料に穴あけをしておき、授業中に穴埋めをさせる、
といった小さな工夫を、演習ができない回には、意識的に取り入れてみました。
しかし、授業を受けている学生さんにとっては、
一回の授業の中で数回の演習をした回でしか、アクティブラーニングを感じてもらえない
ようです。
また、そうした演習をした回は、そうでない回よりも受けが良い、
ということも、毎回行っているアンケートからも明確です。
知識の伝授においても、聞くだけより、アクティブに手を動かしたほうが、
定着は良いと、学生自身が感じているのです。
しかし、「アクティブラーニング」に弊害は無いのだろうかと、
ふと、疑問に感じてしまいました。
忍耐が必要な「聞くだけ」の授業にも意義や意味はあるはずだから。
(2017年7月作成)