本年の期末試験を受験した学生さんを、一緒に試験監督をして下さった
専任講師Sさんからお聞きしたのですが、
今年のX年生は、「奇跡の学年」と呼ばれています。
これまでにない優秀な学年なのです
と。
入学試験での平均的な偏差値が、例年に比べて高かった、ということです。
Sさんは、
偏差値は(学生のレベルと)関係ない、と巷ではいわれるけれど、
授業を通じて感じる「学生のレベル」って、偏差値との相関関係が
あると思いました
と仰っていました。
「優秀」の基準はいろいろあるでしょうけれど、
抽象的な、あるいは少ない具体例による教えによっても、
応用が利く、という学生は、間違いなく優秀でしょう。もちろん、
一を聞いて十を知る
という学生ばかりを期待してはいけないとは思います。
しかし、いつまで経っても、具体的な指示や指導を待つばかり、
より具体的には、(1/2)にて記載しましたが、
意匠と商標との違いを何度繰り返して喋っても、期末試験でも区別できない、
という学生です。
そうした学生が卒業していっても、嬉しくないなぁ、というのが正直なところです。
(2017年8月作成)